「屋根の上にある板金が剥がれてパタパタしているそうです。」

昨日、弊社OB宅にお邪魔してきました。

電話を戴いたんです。

「屋根の上にある板金が剥がれてパタパタしているそうです。」

「近くで工事をしているという業者が来て、教えてくれました。」

あー、またか・・・。

そう思いつつ、早速現地に向かいました。

幸いなことに、2階バルコニーから梯子を掛ければ屋根上を見ることが出来ます。

奥様に梯子を押さえてもらい、屋根上を覗いてみました。

全然問題ありません。

棟包もしっかりと留まっているし、屋根材に問題はありません。

数枚撮った写真を奥様に見てもらいながら説明しました。

「あー、良かった。」

「やっぱり、詐欺だったんですね。」

これにて一件落着!

「実は、玄関ドアも調子悪いんです。」

奥様が言います。

話を聞いてみると、ドアが閉まる直前で止まってしまうようです。

これなら、ドアクローザーの調整で解決できそうです。

ドアクローザーとは、玄関ドアの上についているイラストのような部品です。

これがドアをゆっくりと閉めてくれます。

でも、時には調整が必要なんです。

イラストの〇印の部分を覗くと、こんな風になっています。

もちろんメーカーによって、位置は多少違うかもしれません。

でも、大差ないと思います。

ビスが3つあると思います。

第1速度調整弁

第2速度調整弁

第3速度調整弁

それぞれの弁を回すことで、ドアの開閉速度を早くしたり遅くすることが出来ます。

ビスを回す方向で、微調整出来る訳。

速度区間は上イラストのようになっています。

今回の場合は、閉まる直前で止まってしまいます。

第3速度を早くすれば良い筈です。

それでも効果がなければ、第2速度も少し早くします。

でも早くし過ぎると、ドアの閉まる勢いが強くなってしまいます。

バタン!と大きな音が出る場合もあります。

ちょうど良い速度を見極める必要がある訳です。

奥様に閉まる速度を見てもらいながら、何度か速度調整を行いました。

調整方法のレクチャーも行ったので、今後はご自分で調整してくれるそうです。

最後にひとつだけ、ご注意申し上げました。

調性の際に、回し過ぎるとドアクローザーを破損する事があります。

中に入っているオイルが零れて来ちゃうんです。

こうなると、ドアクローザーを交換するしかありません。

部品代と交換手間で結構な金額になりますので、ご注意を!