ヒートポンプは、空気中の熱エネルギーを集めて空調や給湯などに使われています。
エアコンと言えばヒートポンプです。
ヒートポンプは、空気中の熱エネルギーを集めて空調や給湯などに使われています。
1の電気エネルギーで3~7の熱エネルギーを生み出せる、魔法の技術。
エアコンやエコキュートが省エネルギーになったのは、ヒートポンプのお陰なんです。
ヒートポンプの構成は、圧縮機・凝縮器・膨張弁・蒸発器とこれらを結ぶ配管から成っています。
この配管の中を、非常に低い温度でも蒸発する冷媒が循環。
冷媒は蒸発器で空気などの熱源から熱を吸収し、蒸発して圧縮機に吸い込まれ、高温・高圧のガスに圧縮されて凝縮器に送られます。
ここで冷媒は熱を放出して液体になり、さらに膨張弁で減圧されて蒸発器に戻ります。
この際に使用する電気は、熱エネルギーとしてではなく、動力源としてのみ使用されるため、消費電力の約3〜6倍の熱を移動でき、これがランニングコストを低減させる最も大きな要因となっています。
この働きを担っているのが、エアコンで言えば室外機なんです。
室内機は室外機から運ばれた熱を室内空気と交換して、室外機に返すだけ・・・。
室外機の重要性がわかるでしょ?
という事で、その仕組みをもっと詳しく説明したいと思います。
のページから抜粋しました。
気になる方は、元ページをご確認ください。
冷媒・・・熱を運ぶ役目を担う媒体。圧力や温度により液体や気体に状態を変化させ、熱の移動を行います。
膨張弁・・・冷媒を急激に膨張させ、低温低圧にさせる働きをします。
圧縮機・・・冷媒を圧縮し、高温高圧にして送り出す機械。
蒸発器・・・外部から熱を吸収して冷媒を蒸発させる働きをする熱交換機。
凝縮機・・・冷媒ガスを液化させて熱を外部へ放出する働きをする熱交換器。
四方弁・・・冷媒の流れる方向を切り替えることで、冷却・加熱の機能を選択できます。
要は外気を圧縮したり膨張して、冷媒を冷たくしたり熱くするのが室外機の役目という事。
そして冷媒の熱と室内空気の熱を交換するのが室内機の役目となります。