今回はヒートポンプに関する話題です。
IEA(国際エネルギー機関)の技術ロードマップ『高効率建物ー冷暖房システム』には、冷暖房・給湯分野におけるヒートポンプ利用がCO2削減に大きな役割を果たすことが述べられています。
IEAの試算によれば2050年の冷暖房・給湯分野におけるCO2排出削減量は20億トン。
そのうちの12.5億トンがヒートポンプによる削減量!
これは冷暖房・給湯分野全体の63%に当たります。
例えば日本中の家庭やオフィスの冷暖房と給湯すべてをヒートポンプに変えるとします。
どのくらいのCO2を削減できると思いますか?
答えは約1億トン!
これに産業用ボイラーを加えれば、さらに0.3億トンがプラス出来ます。
これって、京都議定書目標達成計画で掲げるエネルギー起源のCO2削減目標に匹敵する数字です。
ヒートポンプって地球温暖化防止の切り札と呼ばれているんです。
だから日本以外の国でも積極的に導入しています。