無機の力でいつまでも基礎のシロアリ侵入口を塞ぐ ボレイト防蟻コーク

2024.11.26

昨日に引き続き、新商品をご紹介します。

無機の力でいつまでも、基礎のシロアリ侵入口を塞ぐ

ホウ酸防蟻充填剤『ボレイト防蟻コーク』発売です。

弊社もお世話になっている、ホウ酸処理のリーディングカンパニー『日本ボレイト㈱』はホウ酸防蟻充填剤『ボレイト防蟻コーク』を、2025年1月7日より発売開始します。

以下、日本ボレイト㈱が報道各社に宛てた資料からの転載です。

温熱性能の向上に伴い冬でも暖かくなった木造住宅には、寒さに弱いシロアリの食害リスクを高めてしまう課題がありました。

ボレイト防蟻コークは、シロアリ侵入口となる基礎コンクリート部の穴を塞ぐことにより、床下へのシロアリの侵入を阻止し、高性能住宅の防蟻性能を向上させることができます。

従来の防蟻充填剤は、防蟻成分に有機合成殺虫剤を採用しており、効果は数年でした。

ボレイト防蟻コークは、防蟻成分に無機系の八ホウ酸ナトリウム四水和物を採用することにより、長期間にわたり優れた防蟻効果を発揮します。

その特徴は以下のとおりです。

①無機系のホウ酸配合により、長期間持続する優れた防蟻効果

②専用器具不要で、床下でも施工しやすい

③超軽量設計で、持ち運びが楽

床断熱を標準とする弊社でも、床下へのシロアリ侵入抑止は重要な課題です。

べた基礎一体工法を採用する以前は、写真のようにセパ金具周りにボレイトフィラーを充填していました。

また採用以降でも、配管回りにはボレイトフィラー充填を行っています。

ちなみにボレイトフィラーの防蟻成分も、防蟻コーク同様に無機系の八ホウ酸ナトリウム四水和物を採用しています。

比較すると、防蟻コークの方が3%ほど含有率が高いようですね。

フィラーに比べて、防蟻コークの方が施工性も良いように感じます。

一般的な合成殺虫剤と比べて安心・安全なホウ酸系防蟻剤ですが、使用上に注意する点はあります。

例えばボレイトフィラーには、こんな点が注記されていました。

素手で施工した場合、手を洗わずにそのまま目などの体の粘膜や肌を触らないようにしてください。

目に入ったときはこすらずに流水でよく洗ってください。

誤って飲み込んだときは水を適量飲ませてください。異常があるときは商品を持参し、医師の診断を受けてください。

目の洗浄剤として利用されるホウ酸ですが、濃度が高ければ、それなりに人体に害を及ぼします。

手に触れにくいという点では、ボレイトフィラーよりも防蟻コークの方が安全だと思います。

発売開始次第、採用した方が良いのかな?