網入りガラスとは、中に鉄線(ワイヤー)が入ったガラスです。
たまには、網入りガラスの事を書いてみようと思います。
いつもお世話になっている網入りガラスとは、中に鉄線(ワイヤー)が入ったガラスです。
火災発生時にガラスが割れ、散乱すると危険でしょ?
また火災時にガラスが割れると、火が室内に入ることにもなります。
網入りガラスって、防火設備用の飛散防止ガラスなんです。
鉄線の方向で3種類に分かれています。
縦ワイヤーガラス
鉄線が横もしくは縦の一方向に入っているガラスです。
鉄網間隔も開いているので、視認性も良くデザイン重視と言えます。
クロスワイヤーガラス
鉄線が縦横、格子状に入っています。
縦ワイヤーガラスに比べると、視認性が悪くデザイン性も劣ります。
また引違い窓に使う場合、左右のガラスの鉄線に微妙なズレがあると重ねた際に目立ってしまいます。
菱クロスワイヤーガラス
クロスワイヤーガラスの鉄線が斜めになっています。
クロスワイヤーと同じですが、引違い窓に使ってもズレが気になりません。
鉄線が入っているので、防犯上も有利と思うかもしれません。
でも、あまり効果はないそうです。
鉄線が入る分、ガラスが厚くなるので、割った際の音が大きくなる程度らしいです。
またデメリットとして、熱割れが起こりやすい点が気になるところでしょう。
ガラスは熱くなり過ぎるとひび割れする性質を持っています。
網入りガラスはガラスよりも金網が入っている分、温度が上がりやすいんです。
またガラスと鉄線では熱膨張率も異なる為、割れが発生しやすいようですね。
熱湯をかけた程度では割れませんが・・・。
またガラスの中の鉄線が錆びることもあります。
錆が目立つようであれば、サッシの不具合かもしれないのでガラス屋さんに見てもらいましょう!