『シネジック屋根飛び保証500』という言葉を聞いた事があるでしょうか?
2025.01.08
皆さんは『シネジック屋根飛び保証500』という言葉を聞いた事があるでしょうか?
コレ、シネジック㈱が提供している保証制度です。
別途施工標準書通りの施工を行い『工務店・物件登録システム』に登録すれば、新築建物竣工後10年以内の屋根飛び被害を500万円を限度に保証してくれます。
なお、登録料・保証費用は必要ありません。
その対象はシネジック㈱の販売する『タルキックⅡ』または『タルキックS』を使用した建物です。
但し、使用箇所と使用ビスが厳しく定められています。
前者であれば、基準風速38m/s以下 軒の出600mm以下。
後者であれば、基準風速46m/s以下 軒の出750mm以下。
また、以下のような共通事項も挙げられています。
建物高さ13mかつ軒高9m以下
母屋間隔@910mm以下
地表面粗度区分がⅢまたはⅣ
垂木間隔@455mm以下
但し許容応力度計算により耐力上問題が無ければ、この限りではありません。
現在、日本の木造住宅では従来のひねり金物に変わるタルキックを使った屋根組工法が一般的になりつつあります。
そのシェアは60%にも及ぶとか・・・。
もちろん、弊社でも採用しています。
たしかに施工は簡単だし、お施主様も安心できる屋根組工法だと思います。
どうせ使うなら保証があった方が良いでしょ?
但し、使えば良いという訳ではありません。
NG施工はもちろんですが、通常行われている軒先だけの施工を改める必要があります。
一般的に行われている軒先だけの施工を挙げてみました。
タルキックは垂木と母屋・棟木や桁を留めるビスですが、赤い部分だけに留め付けただけではこの保証を提供してくれません。
上イラストのように、全ての垂木と母屋・棟木や桁を留める事が必須条件!
それぞれのビスに応じて、軒の出と屋根勾配により保証範囲も定められています。
資料一式をDL出来るページを挙げておきます。
ご興味のある方は、ご確認ください。