とうとう2025年が幕を明けました。 今年は色々あると思うんですよね。

2025.01.06

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

とうとう2025年が幕を明けました。

今年は色々あると思うんですよね。

満を持して省エネ基準の義務化がスタートします。

4号特例の縮小も含めて、建築確認業務がもたつくと思うんですよね。

早めに申請を行わないと着工が遅れることになりそうです。

姉歯事件後のように、官製不況にならなければ良いんですが・・・。

弊社としては、リフォーム工事の確認申請義務化についても不安視しています。

今後の動きに注目している訳です。

弊社商圏では、接道義務を果たしていない建物が多く建っています。

防火・耐震・省エネ等、必要水準を満たしていない建物ばかりですから、従来は確認申請を行わずにリフォーム対応をしていました。

接道していないから適法ではないけど、耐震・防火および建蔽率・容積率に関しては法律に則って建てよう!

そして省エネに関しては、省エネ基準を大きく上回る性能を確保した家を建てよう!

これが従来の弊社の考えです。

でも建築確認が必須になったら、こうしたリフォームは出来なくなります。

接道していなければ、確認が下りる訳ないでしょ!

またメンテナンスについても、制約がありそうなんですよね。

例えば古い家の屋根を直したい場合、従来は屋根材を剥がして新しい屋根材に交換していました。

この際に下葺き材も交換し、ついでに野地板等の傷み具合をチェック!

弊社のOB宅であれば問題ありませんが、そうでない古い家であれば大抵は野地板が傷んでいます。

当然、傷んだ野地板を交換してから屋根を葺き替えます。

でも最近はカバー工法を利用して、既存屋根をそのまま残し上から軽量屋根を葺く家も増えていると聴きます。

野地板が傷んでいない家だけ採用しているとは思えないんですよね・・・。

少なくても弊社では、カバー工法は採用しません。

野地板が健全である事。

重ね葺きした分、屋根が重くなっても耐震上問題ない事が確認できる事。

この2点がクリアできれば、対応する場合もあるかな?

ちなみにカバー工法であれば、確認申請の必要はないようです。

でも野地板を変えれば確認申請が必要になります。

工期も余計に掛かるし、申請費用も掛かります。

その際に不適格部分を是正する必要もありそう・・・。

改修を既存不適格建築物に対する現行基準の一部免除という話も出ていますので、この辺りの情報を集めるつもりです。

新年早々、予断が許されない状況が続きます。