みつばちの為にも、合成殺虫剤を使ったシロアリ防除はやめるべきだと思います。
今日、3月8日は『みつばちの日』なんだそうです。
現場回りの際にラジオを聴いているんですが、数日前からしきりにロイヤルゼリーの宣伝をしていました。
私自身、ロイヤルゼリーのお世話にはなっていません。
でも、これだけ宣伝を耳にしているとミツバチの事が気になってくるから不思議ですよね・・・。
以下、ベストカレンダーからの抜粋です。
3月8日は、「みつ(3)ばち(8)」の語呂合わせから「みつばちの日」と定められました。
この日は、全日本はちみつ協同組合と日本養蜂はちみつ協会によって制定された記念日です。
みつばちの日は、私たち人間の生活に欠かせないミツバチの重要性を改めて認識し、その保護と環境を考える機会となっています。
ミツバチがいなければ、私たちの食卓に並ぶ多くの果物や野菜が受粉されないため、食生活に大きな影響が出ることでしょう。
もっと詳しく知りたい方は、元ページを挙げておきます。
ご確認ください。
みつばちの日とは?3月8日の記念日の意味を解説|今日は何の日
ミツバチって、私たちの生活に無くてはならない存在だったんですね・・・。

これほど大切なミツバチが、いなくなったというニュースを時々耳にする事があります。
その原因として挙げられるのが、『ネオニコチノイド系の農薬』です。
ミツバチがネオニコチノイドに低用量でも曝露すると、脳の働きが狂い、方向性を失い、巣に戻れなくなってしまうと考えられている事から、世界各国で使用が規制されています。

シロアリ予防に使われている多くの合成殺虫剤も同じ成分です。
上グラフを見ると、その割合の高さにビックリしますよね?
ちなみにヒトへの毒性は有機リン系と、ほぼ同じと言われています。
ヒトに摂取されると中枢神経系や自律神経系、骨格筋に関連する様々な症状を引き起こします。
脈の異常や指の震え、発熱・腹痛・頭痛・胸痛などの他、短期の記憶障害も起こります。
胎盤を通過するため、妊婦が摂取すれば胎児にも影響を受けることになります。
ネオニコチノイドって、非常に毒性が強く残留性の高いとても危険な農薬なんです。
だから弊社では、合成殺虫剤を使わないようにしています。
その代わりに、高濃度ホウ酸水溶液を使います。
ホウ酸を使えば、安全にシロアリ予防が出来るんです。
しかも合成殺虫剤のように定期的に防除工事を行う必要がありません。

でも不思議な事に、ホウ酸を使ったシロアリ予防ってビックリする位少ないんです。

少ないからって、効かない訳ではありません。
もちろん身体に悪い訳でもありません。
強いて言えば、取扱いが少し面倒かも・・・。
例えば施工後に濡らしてはいけません!
濡らしてしまえば、ホウ酸が流れてしまうからです。
ホウ酸って一定以上の濃度を超えなければ、効きません。
だから濡れないようにする必要があります。
その他諸々ありますが、とにかく施工者側への要求水準が高いんです。
でも、その分安全だし、シロアリを確実に防除してくれます。