今日は太陽の周りに虹がかかっていました!
みなさんは、太陽の周りに大きな光のわっかがかかっているのを見たことがありますか。このわっかを日がさ」といいます。月の周りにかかることもあり、「月がさ」といいます。

昔から、太陽や月に「かさ」がかかると雨が降る前ぶれで、しばらくすると雨が降ると言い伝えられてきました。
「かさ」は条件が整えば、一年中現れますが、とくに春や秋に現れやすい現象です。なぜでしょうか。
巻層雲と呼ばれる薄い雲が、太陽や月を覆ったときに「かさ」が現れることがあります。
この巻層雲は、雨を降らせる低気圧が近づいてくるときによく見られます。
低気圧が近づくときに最初に現れるのが巻雲や巻層雲など空の高いところにできる雲です。
雲はだんだん低くなり、雨を降らせる乱層雲が現れるようになります。

春や秋には、西から晴れをもたらす高気圧と雨を降らせる低気圧が代わる代わるやってきます。このため、「春に3日の晴れなし」といった、天気の変わりやすさを表したことわざもできたのでしょう。
このように、雲の様子から、これからの天気を予想することができます。みなさんも空を観察してみませんか。
(広島市こども文化科学館・国宗治子)
※2014年3月ちゅーピー子ども新聞掲載記事より
あら-!明日はきっと良い事があるんだ!!
なんて期待してしまいましたけど...明日は雨かもしれませんね?