NHK9/2 室内温度調整と断熱との関係VOL.2
日本の住宅の7割は夏の湿度で木造住宅(腐食)に対応するよう、風通しを考えて作られており、断熱性には、無頓着であった経緯が有ります。
今年の様に33度を超える日が何日も続く事を想定していなかった為真夏にはク-ラ-を入れても室内温度30度を越してしまう事にもなってしまうそうです。
夏の暑さに苦戦している団地4階に住むGさんの部屋を
温熱カメラで撮ってみたところ(天井)
改めて驚きの結果、冬のホットカ-ペットを天井一面に張っているのと。同じ状態でとの事でした。
窓も一枚ガラス、熱伝導率の高いアルミサッシです。
※改善方法---①ペアガラス。LOWEガラス+樹脂サッシに変更
②外側によしず、遮光ロ-ルカ-テン、内側に内窓等
③天井、床に断熱工事を施す。
クーラ-の風の流れ-----クーラ-近く(部屋の上部)の温度34度に反応して冷気を発生、
冷気は下に移動する為、頭は熱いが、足が冷えてしまう状態が起きます、
その時のサ-モカメラによる写真
こんな状態を改善するには---?UA値を0.4に近づける努力が必要です。
ちなみに「FPの家」は平均0.46で、樹脂サッシ、ペアガラス、床、壁、天井にくまなく
100㎜厚のウレタン断熱材が入っており、各階に1台のエアコンでほぼ全体が設定温度
27.8度になり自宅が病院やホテルの様に過ごしやすくなります。
我が家も子供部屋だけ改築して3部屋FPの部屋にしましたが、
家に帰ると子供達の巣立った後の部屋を寝室、趣味部屋に変え
て過ごしており、体調を崩した時も病院の様に温度が一定なので早く元気になりました。
材量を吟味した母屋でしたが、全体をFP工法で改装すればよかったと思い返す毎日です。 つづく....